Kyuluxチーム

Lee

李 炡佶

代表取締役社長 CEO
27年のキャリアを通じて、システム開発からグローバルセールス&マーケティング、M&Aの構造改革や事業戦略の立案・遂行まで多岐にわたる分野で実績を残す。特にディスプレイ分野での経験を活かし、グローバル市場での事業拡大に貢献。技術力と戦略的感覚を兼ね備え、革新的かつ協調的なリーダーシップで成果を創出するビジネスリーダー。

安達 淳治

最高戦略責任者 CSO/取締役
大阪大学基礎工学部卒業後、松下電工株式会社入社。先端分野の研究開発成果の事業化に取り組んできた。94~96年米国MIT客員研究員として出向。帰国後燃料電池、有機太陽電池の開発に従事。2010年から九州大学で有機EL発光材料TADFの開発および実用化を推進。2015年株式会社Kyulux創設。

ozawa

小澤 寛晃

執行役員
総合研究大学院大学にて理学博士号取得(2007年)。名古屋大学、九州大学、物質・材料研究機構、中央大学などでの研究を経て、2018年にKyuluxへ入社。有機EL材料をはじめ、有機材料、無機錯体材料、炭素材料など幅広い分野の研究経験を持つ。

yamashita

山下 正貴

執行役員
奈良先端科学技術大学院大学にて工学博士号取得(2017年)。シャープにてカメラモジュール関連業務に従事した後、2020年にKyuluxへ入社。有機半導体材料の開発を専門とし、有機合成や材料設計の研究経験を活かし、開発・生産管理・事業開発を歴任。

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川並 寛幸

執行役員
九州大学にて工学修士号取得(2012年)後、日鉄ケミカル&マテリアル株式会社にて電子材料(有機EL、フォトレジスト、機能性樹脂など)のプロセス開発と製造移管に従事。2021年よりKyuluxに入社し、生産管理を担当。OLEDおよび機能性材料を専門とするプロセス開発および製造のエキスパート。

坂本 剛

社外取締役
QBキャピタル合同会社代表パートナー。 1989年九州大学工学部卒。2008年九州大学ビジネススクール修了(MBA)。大手・ベンチャー企業を経験し、2004年から九大知的財産本部において大学発ベンチャー支援を行う。2010年に産学連携機構九州代表取締役に就任。2015年にQBキャピタルを設立しQBファンド(約31億円)を運営。九州地域の大学発ベンチャーに投資を行う。

Ganapathy Subramaniam

社外取締役
Celesta Capitalパートナー。マネージャー兼取締役として30年間半導体業界に従事、豊富な経験と幅広い知識を持つ。Cosmic Circuits共同創設者、Texas Instrumentsのシニアマネージャー。National Institute of Technology(NIT)Trichyで学士(工学)を取得、産業界と学界の両方から受賞多数。

Xu Lei

社外取締役
金融および投資分野で豊富な経験を有し、上海大学で学士号、2005年に英国 Glasgow 大学で修士号(M.Sc.)を取得。これまでに、デロイト中国や上海浦東科技投資有限公司(PDSTI)などで投資およびリスク管理に関する様々な職務を歴任。現在は、上海半導体設備材料投資(SSEMF)にて、マネージングディレクター兼最高投資責任者(CIO)を務めている。

Dr. David Chen

社外取締役
El Camino Capital マネージング パートナー。 清華大学で学士号を取得し、カリフォルニア大学バークレー校で博士号を取得。InnoGrit Corporation の創業者であり、Marvell Semiconductor の元副社長。複数の米国および国際特許を保有しており、産業界および学会から複数の賞を受けている。

山下慶祐

社外取締役
アジア有数のオルタナティブ投資運用グループ MCP アセット・マネジメント株式会社マネージング・ディレクター兼九州発ジャパン・エボリューション・ファンド CIO。米 Wesleyan University 卒業後、JP モルガン証券(日英)にて M&A アドバイザリー及び資金調達に従事。2017 年 Dymon Asia Capital Group 代表取締役就任。MCP は国際金融都市構想において TEAM FUKUOKA の一員。

井上 寅喜

監査役
公認会計士。株式会社アカウンティング アドバイザリー代表取締役社長。1980 年にアーサーアンダーセン入所、アーサーアンダーセン ワールドワイドパートナー、有限責任あずさ監査法人(KPMG)代表社員を歴任。その後パイオニア(株)社外監査役、花王(株)社外監査役を経て現在、GLP 投資法人監督役員、(株)あおぞら銀行社外監査役等務めている。

Kyulux技術アドバイザー

九州大学 安達 千波矢教授からのメッセージ

九州大学OPERAでは、2000年代後半からTADFの大きな可能性を信じ、萌芽的な基礎研究に積極果敢に取り組んでおり、2012年には100% の内部量子効率を有する有機ELの実現に成功しNature誌に掲載されました。

Kyuluxはこの技術を実用化するために2015年に設立されました。TADFの実用化のためには、発光効率のみならず素子耐久性の向上が必須であり現在Kyuluxでは2024年のマスプロダクションを目指して集中的な研究開発が進められています。

九州大学OPERAではKyuluxの研究開発を側面から支援するために CT分子系の励起状態の高速分光解析・理論解析、さらには素子劣化機構の解明に取り組み、学理の深化と共に高性能分子の提案を進めており、これらの基礎研究が実用デバイスの性能向上に繋がることを強く期待しています。

TADFの本格的な実用化によって、有機分子の新たな可能性が開花し、有機光エレクトロニクスが学理と産業の両面から進展することを強く願っています。

安達 千波矢