Kyuluxチーム

中野 伸之

代表取締役社長/最高経営責任者/最高事業責任者 
東京大学航空学科卒業後、伊藤忠商事入社。米国駐在を含め航空宇宙業界に携わる。2005年ロームセミコンダクタUSA社に転職、社長に就任。赤字継続していた同社の黒字転換を2006年に実現、2012年退職までの在職中、大幅増収増益にて成長企業に変革。産業革新機構(INCJ)執行役員マネージングディレクター。MITビジネススクールMaster of Science(1991年)。

水口 啓

取締役/最高財務責任者
日米で通算30年間の投資経験を持つベンチャーキャピタリスト。半導体・IT・バイオ分野まで幅広い投資実績を持つ。2003年の設立時に参画した九州ベンチャーパートナーズの社長時代に総額30億円のスタートアップ専門のVCファンドを運用し、10年間でIPOを達成した投資先の時価総額合計は1000億円超。

安達 淳治

取締役/最高戦略責任者
大阪大学基礎工学部卒業後、松下電工株式会社入社。先端分野の研究開発成果の事業化に取り組んできた。94~96年米国MIT客員研究員として出向。帰国後燃料電池、有機太陽電池の開発に従事。2010年から九州大学で有機EL発光材料TADFの開発および実用化を推進。2015年株式会社Kyulux創設。

坂本 剛

社外取締役
社外取締役 1989年九州大学工学部卒。2008年九州大学ビジネススクール修了(MBA)。大手・ベンチャー企業を経験し、2004年から九大知的財産本部において大学発ベンチャー支援を行う。2010年に産学連携機構九州代表取締役に就任。2015年にQBキャピタルを設立しQBファンド(約31億円)を運営。九州地域の大学発ベンチャーに投資を行う。

Dr. 小山田 崇人

最高技術責任者
安達研究室の第一期生として、有機半導体分野における様々な材料・デバイスの研究・開発経て、2006年パイオニア入社。有機ELデバイスからパネル開発に携わり第一線で活躍。20年以上の有機EL経験と有機半導体分野でも豊富な経験をもつ有機ELデバイスのプロフェッショナル。

Ganapathy Subramaniam

社外取締役
WRVIキャピタルパートナー。マネージャー兼取締役として30年間半導体業界に従事、豊富な経験と幅広い知識を持つ。Cosmic Circuits共同創設者、Texas Instrumentsのシニアマネージャー。National Institute of Technology(NIT)Trichyで学士(工学)を取得、産業界と学界の両方から受賞多数。

Dr. Zou Jun

社外取締役
上海浦東科技投資有限公司(PDSTI)投資顧問。InfineonやBoshなどのフォーチュン500企業で10年以上の半導体業界経験を持つ。 ドイツのミュンヘン工科大学で電気工学と情報技術の学位を取得、中国の上海交通大学の上海高級金融学院(SAIF)で財務MBAを取得。博士(電気工学)。

Jeff Greene

法律顧問
経験豊富な法廷弁護士で、コーポレート法務(商業訴訟、法人取引、債務関連等)のエキスパート。 トランシルヴァニア大学 (1978年物理学、数学、コンピュータサイエンス) ローズ奨学生 (1978年ケンタッキー/セントジョーンズ) バンダ―ビルト大学ロースクール (1984年J.D. )

Kyuluxからのメッセージ

代表取締役社長 中野 伸之​

Hyperfluorescence™ が本格実用化へ

2015年設立以来、積み重ねてきた技術革新、製品開発により2019年製品化を実現、2020年初めからHF™製品が市場に導入されました。2021年度は、現在多くの顧客と継続的な協力関係にて評価が進んでおり、確実な商品化に向けて開発継続と並行して他社との連携による量産体制確立に注力いたします。

生活環境の変化とともにディスプレイ需要が大きく拡大しており、その影響でOLED需要の拡大も加速する傾向が見られます。同時にディスプレイ製品のアプリケーション多様化への対応が強く求められることが予想されます。

それら需要拡大と要求仕様の多様化には、Kyuluxの大きな強みであるハーバード大学発の人口知能(AI)の材料検索技術と蓄積した材料データベースを最大限活用した開発力と顧客目線に立った営業力にて対応いたします。

近い将来、様々なHF™製品が市場に溢れ、皆様の一層豊かな日常生活や業務効率の改善などに貢献できます様、Kyuluxは最善を尽くして参ります。

九州大学 安達 千波矢 教授

九州大学OPERAでは、2000年代後半からTADFの大きな可能性を信じ、 萌芽的な基礎研究に積極果敢に取り組み、 2012年にはNature誌に100% の内部量子効率を有するOLEDを実現しました。

そして、 この技術を実用化するために2015年にKyuluxの設立に至 っています。TADFの実用化のためには、発光効率のみならず、 素子耐久性の向上が必須であり、現在、Kyuluxでは、 2022年のマスプロダクションを目指して、 集中的な研究開発が進められています。

九州大学OPERAでは、KyuluxのR&Dを側面から支援するために、 CT分子系の励起状態の高速分光解析・理論解析、さらには素子劣化機構の解明を進めることで、学理の深化と共に高性能分子の提案を進めています。

これらの基礎研究が実用デバイスの性能向上に繋がることを強く期待しています。TADFの本格的な実用化によって、有機分子の新たな可能性が開花し、有機光エレクトロニクスが学理と産業の両面から進展することを強く願っています。