Kyulux, シリーズB-primeで36億円強を調達 製品開発の加速と生産体制、ビジネス体制を強化

2021年2月19日

株式会社Kyulux

株式会社Kyulux(本社:福岡県福岡市)はシリーズB-primeラウンドの資金調達において36億2500万円を国内外のベンチャーキャピタル、及び事業会社から調達したことをお知らせします。KyuluxはこれまでシリーズA、及びBにおいてトータル50億円を調達しており、次世代有機EL発光技術、Hyperfluorescence™の開発に成功し2020年から商品の出荷を開始しています。

Kyuluxは、今回調達した資金を活用し、有機ELの最大の市場であるスマートフォンへ採用に向けた商品開発の加速、九州大学からHyperfluorescence™の基本特許の譲渡を受けるなど、戦略的な知的財産の強化、及び提携する材料メーカーと共同での量産体制の構築を推進します。併せて、開発と営業が一体となった事業開発、社内体制の強化を継続し、グローバルなビジネス展開を推進します。

また、シリーズB-primeのリードインベスターである中国のベンチャーキャピタル、Shanghai Pudong Science and Technology InvestmentのInvestment DirectorであるZou Jun博士が社外取締役に就任しました。

代表取締役社長兼事業開発責任者の中野 伸之は次のようにコメントしています。

「多くの既存株主様、および新たな国内外の新規株主様からの多大なるご支援に感謝申し上げます。本年2月1日より商品開発加速のため開発体制を一新し、自らは事業開発責任者(Chief Business Officer)を兼務して開発サイドと一体となり早期の顧客獲得、製品の上市を実現します。それらの活動と並行して、パートナーとの業務提携により将来の量産体制構築を進めて参ります。最後に今回取締役に就任したZou Jun博士の加入は、今後注力する中国市場開拓に大きく貢献すると確信致しております。」

Kyuluxについて
2015年に設立された株式会社Kyuluxは、有機ELディスプレイや照明に用いる次世代材料を開発および販売しています。九州大学およびハーバード大学からライセンスを得た技術を基に、Kyuluxでは“レアメタルに頼ることなく”、コストパフォーマンスに優れた、長寿命かつ高純度の発色、更には高効率な発光すべてを実現するTADF/Hyperfluorescence™発光技術を開発しています。

URL: https://www.kyulux.com/
お問い合わせ先:info@kyulux.com