九州大学 安達千波矢 主幹教授が「紫綬褒章」を受章

このたび九州大学の安達千波矢主幹教授が紫綬褒章を受章いたしました。
安達教授は、永年にわたって有機ELの研究開発に一貫して取り組み、OLED研究の第一人者として当該研究分野で世界を牽引する研究成果を挙げてこられました。

九州大学の主幹教授となられてからは、有機ELの大きな可能性を信じ、萌芽的な基礎研究に積極的に取り組み、2012年には熱活性化遅延蛍光(TADF:Thermally activated delayed fluorescence)技術を開拓し、100% の内部量子効率を有する有機EL技術としてNature誌に掲載されました。

今回の受章はこれらの研究実績が、実社会におけるディスプレイ産業の振興にも多大な貢献を果たしたことなどが高く評価されています。

安達教授はKyuluxの創業者の一人であり、Kyuluxは同教授が発明された TADF/Hyperfluorescence™技術を実用化するために2015年に設立されました。

Kyuluxはこの革新的な有機EL技術の商業化に向け集中的な研究開発を進めています。

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https://www.kyushu-u.ac.jp/ja/topics/view/1947